遠くの山を見つめて
越えたらきっと見えるのだろうな・・・と嘆く。
ずっと、その山の先を見つめている。
でも越えられないだろうなと、諦めて
風景画を頭に描いたり、達成感を妄想だけで終わって
どんどんその山は高いだけの山になっていく。
写真を撮ったり、絵を描いたり・・・
イメージは膨らむけれど、自分は動かない・・・。
新しいトレッキングシューズだと、なかなか山頂までは辛くて
キャンプも一人では寂しいから
靴を履き慣らすまで、ゆっくり、じっくりイメージを整えて
「さあ、登ってみよう」と、思うころには
地に着く足もしっかりしていて、靴も体の一部になって
声援はたくさんあって。
何も、妄想で不安になることもないし
別に不安になっていてもOK
思っているよりも、その山は実際そんなに高くなかったり
割と楽に越えられてしまったり
逆に、険しい山道でも
登るスピードよりも、転がり落ちるスピードの方が速いのは
とっくに知ったことだから
大丈夫。
ちゃんと足を地に着けて。
フラワーガーデン 春