今まで接してきた人の中で
「明るくて元気だな」
…と思う人がいると、ただそう思うだけでしたが、なんとなく、また会いたくなったり、会えたら嬉しかったりしていました。
元気のない日は、特に会えたらこちらまで元気になっていたり…。
エネルギーを感じ、エネルギーを与えてもらっているなど、気づきもしませんでした。
それだけ、私達は敏感で、相手の雰囲気や相手の気持ちを、心の深い部分で感じているのです。
治療共同体でも、1人のエネルギーがマイナスになると、だんだんと不安や恐れが連鎖するように、皆が不安定になりやすくなります。
1番下で支える先ゆく仲間が不安や恐れを抱えていると、まだ支えられている仲間たちが、もっともっと敏感に不安や恐れを察知します。
不安定な基盤で、ユラユラと揺られたら、不安で怖くて仕方ないよなぁ…と、支える側としても、支えがたくさん必要な側の両方の気持ちがわかります。
けれど、素直に
怖いよ
しっかりして
大丈夫なの?
どうしたの?
…と、聞けない私達。
怒ったり、泣いたり、黙ってしまったり。
それは、とても寂しいことです。
ヒンヤリとした、昔の記憶を思い出します。
孤独になるのかな?
1人は嫌なのに…
不安で、不安で悲しくなります。
新しい風とは、いつの季節も必要だと思いました。
共同体の新しい風って何だろう…
1人の仲間が、素直に声を上げること。
「とても不安で、とても寂しい」
それを、先ゆく仲間に伝えることは、すごい勇気がいること。
涙を流しながらでも、その仲間の勇気で、ヒンヤリとしたエネルギーがゆっくりゆっくりと温まり、やがて1人から2人…3人と、温かいエネルギーが輪になり…
春のようなポカポカしたエネルギーが充満していきます。
もう1人になることなどしなくていいし、孤独にならなくてもよいのです。
私達は、どんなに落ち込んでいても、不必要な仲間など1人もいません。
1人のエネルギーは、みんながいるから、グルッと廻って、みんなの元気になる。
ひとりひとりのエネルギーが必要です。
共同体で感じるのは、孤独じゃないこと。
「私って、必要?」
と、幼い頃から頭にあった疑問符が無くなりました。
私はここに居てよくて、そして、みんながとても必要。
要らない仲間などいなくて、何かしら気づき、与え与えられる存在なのです。
勇気は新しいエネルギーを吹き込みます。
それが何度あっても、繰り返される中で、勇気の大きさが倍になっていくのが目に見えてわかります。
依存物質、依存行為を長くやめ続けていくと、皆と生活していることに感謝を忘れがちになります。
当たり前に一緒にいる私達ではないはずです。
依存症という「希望の欠落」の病になった時から、今は「希望を持つ」仲間として一緒にいる。
限られた時間であること…
けれど、ずっとずっと繋がり続けている、家族のような存在。
「もっと、鈍感になりたかった」
と、思うこともありましたが、感受性が豊かなんだと思えば、不安、恐れは早目に対処。
それって、私達、依存症の回復と成長なんだなと思います。
フラワーガーデン
ハル
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